中退共(中小企業退職金共済制度)と企業型DCの違いを徹底解説!

基本情報

企業型DCと中退共(中小企業退職金共済制度)は、どちらも従業員の老後資金準備のための制度ですが、いくつかの重要な違いがあります。

対象企業と導入

企業型DCは、企業の規模や業種に関わらず導入が可能です。一方、中退共は主に中小企業向けの制度です。

他制度との併用

企業型DCは基本的に他の制度との併用が可能です。ただし、他の企業年金制度(厚生年金基金、確定給付企業年金、石炭鉱業年金基金、私立学校教職員共済など)と併用する場合、月額55,000円-DB等の他制度掛金相当額となります。

企業型DCは、対象事業の規模、業種にかかわりなく導入が可能です。

助成金制度

中退共には新規加入者への補助金や助成金の制度がありますが、企業型DCにはそのような制度はありません。

 

受け取り

企業型DCは原則として中途退職時の受け取りができません。一方、中退共は退職時に一括して給付を受けることができます。

ポータビリティ

企業型DCは、従業員が退職後も他の制度へ移換し、個人で運用を続けられる柔軟性があります。これをポータビリティと呼びます。転籍時には、年金資産を移換することが可能です。

事業主返還

企業型DCには「事業主返還」という特徴的な仕組みがあります。これは、加入者が勤続期間3年未満で自己都合退職、諭旨退職、または懲戒解雇した場合に限り、その者の年金資産のうち事業主が拠出した掛金の全部または一部を事業主に返還できる制度です。この制度は企業型DC規約で定めることで実施できます。

まとめ

 

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制度設計と必要書類

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企業型DC(確定拠出年金)は、申請書類の準備から最短5カ月で導入が可能です。

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